今まで送り出した奨学生
持田奨学金は2023年にスタートし、高校生の世界各地での挑戦を支援してきました。


藤田彩花さん / 広島女学院 / 2025年
私は2025年の夏に3週間のドイツ留学をしました。ドイツの中でも歴史ある街並みが残され ているハイデルベルクという町にホームステイをしました。
午前は語学学校にいき、午後は色々な街に訪れてまちづくりやその歴史について学びました。 語学学校では、日本とはちがって授業は先生が説明するというよりも問題を解きながら生徒自 身が問いの答えについて話したり何故そうなるのかを説明するのがわかりました。最初は抵抗感はあったものの、自分から話すという勇気と間違っても気にしないというメンタル力が鍛え られました。
また、多国籍な友達が多くできて貴重な経験と思い出になりました。 探求活動としては大学訪問や色んな町に訪れました。それからドイツと日本でのまちづくりの 違いをとても実感させられました。建物の景観の違いはもちろんあり、まちづくりを経てきた 歴史や人との関わりについて知ることができて興味深かったです。日本でのまちづくりの課題 点や、提案できるような点が多くあり、留学前の事前学習では得られない知識を得ることができました。 探求活動をするために奨学金を頂くことができてとてと有難いことだと思っています。
留学支援だけでなく、将来のために世界で活躍されている社会人の方とのお話の時間を設けてくだ さったりして、とてもいい経験になりました。本当にありがとうございました!
飯田栞怜さん / 広大附属福山 / 2025年
私は持田奨学金をいただき、ニュージーランドのWellington East Girls’ Collegeに1タームの高校留学をしました。学校では現地の高校生と同様の授業を受け、最初は戸惑うことも多くありましたが、少しずつ環境に慣れるにつれて、異なる教育文化の中で学ぶ面白さを感じるようになりました。特に理系の授業では日本での授業以上にレベルが高く、理解に苦しむこともありましたが、友達の助けを借りながら、異国で学ぶことの楽しさを実感しました。
そして留学中の探究のテーマとして、「医療を中心としたニュージーランドと日本の違い」を文化的・制度的な背景から考察しました。印象的だったのは、ニュージーランドの学校における「自己管理」を重視した医療体制です。学校には保健室がなく、生徒一人ひとりが自分の体調や安全に責任を持つことが当たり前とされており、「自分で考え、行動する力」を育てることが教育の一部として位置付けられています。 これは日本の学校で一般的に見られることとは対照的であり、背景には両国の文化的価値観と社会制度の違いがあると感じました。ニュージーランドは多民族国家としての歴史を持っているため、人々は「違い」を尊重し、個人の選択や責任を重んじる傾向があります。そのことが、教育や医療の場でも「個の尊重」や「自立した判断」を基本とする要因になると考えられます。実際に授業中、教員が一方的に教えるのではなく、生徒たちが自由に発言し、間違っても否定されない多様な意見が尊重される雰囲気が教室全体に広がっていました。
この探究を通じて、教育や医療は社会全体の人間観や生き方の反映であることに気づき、探究の奥深さを改めて感じました。 また、ニュージーランドでは個性豊かで魅力的な人たちにたくさん出会いました。皆、堂々としていて、明るく、他人に流されない強さを持っていました。そんな姿を見て、一緒に時間を過ごす中で、私自身も一層自信がつき、「もっと気楽に、そして正直に生きていいんだ」と思えるようになりました。この10週間は私にとって楽しいだけでなく、自分の将来や生き方について考え直すきっかけを与えてくれるものでした。このような貴重な機会をいただけたことに、心から感謝しています。今後も夢の実現のために努力を続けます。


為積縁さん / 広島叡智学園 / 2024年
私はこの夏、持田奨学金をいただきヨーロッパの地中海に浮かぶ島国マルタに留学し、語学学校に通いながら異文化理解に関する探究活動を行いました。
語学学校にはヨーロッパを始めとする世界各国から生徒が集まっており、国際色豊かな友人関係を築くことができました。
その中で、日本とは全く異なる他国の文化や価値観に触れ、自身のコンフォートゾーンを抜けたこの経験は、高校生活の中で最も自己成長を感じることができた三週間になりました。
探究活動では、日本人の異文化交流に対する保守的な傾向に着目し、日本人と他国民の異文化理解度の違いとその原因を10カ国以上の人を対象に、インタビュー・アンケート調査を実施しました。
興味のある心理学と関連付けて異文化理解を探究したことで、思考パターンの文化的差異について深い洞察を得ることができました。
また、持田奨学金では留学前にワールドワイドに活躍されている社会人の方々との対話の機会を複数回提供してくださり、この対話を通して、進路の方向性に関する不安や悩みが解消されました。また、将来に向けて積極的に行動する意欲が芽生えました。
マルタに留学したことで、これまで想像もできなかった自分や世界との出会い、生涯忘れられない貴重な経験になりました。
この貴重な経験に深く感謝し、今後も引き続き夢の実現に向けて努力していきたいと思います!
播磨心さん / 広島皆実 / 2024年
持田奨学金をいただき、アメリカのケンタッキー州にある四年制私立大学のCampbellsville Universityに在籍しています播磨心です。
私は元々英語が得意という訳ではなく、中学生の頃は苦手意識を抱いていました。しかし、高校2年の春にアメリカの大学に興味を持ち、調べていくうちに、多くの学部があってやりたいことを追求できる点や、様々な国から来る人と関わることができるため、日本の大学にいるより多くの刺激をもらい、人生の選択が広まると思いアメリカの大学に行くことを決めました。
正直に言うと、アメリカについてからはネイティブスピーカーの会話についていくことができず、大人数の会話に入ることができず悩むことが多くありました。また、食文化の違いや、興味や常識の違いや人間関係から多くのストレスを抱えた時期がありました。そんな時ルームメイトや友達が励ましてくれ、人との繋がりの大切さを強く実感しました。アメリカの大学の授業を受けてみて驚いたことは積極性の違いです。私が通っている大学では全員が積極的に発言し、今までのままの自分では通用しないことを実感し、自分を変えようと努力しています。また、アメリカの授業ではディスカッションが重視されており、異なる視点やバックグラウンドを持つ学生と学ぶ機械であり、とても刺激的でした。まだ大学に来て1ヶ月なので英語力の伸びなどは正直あまり実感していませんが、関わる人間の幅が日本にいるより明らかに広がり、毎日刺激的な日常を送ることができています。
留学をすれば英語が話せるようになると聞くことがありますが、絶対にそのようなことはないと強く実感しています。環境を変えるのではなく、自分が変わらないと何も変えることができずただ時間が過ぎていくだけだと学びました。私はまだ目に見えるようなことを何も達成できておらず、自分をもっと見つめ直し、何がしたいのか明確化したいと思います。
アメリカに来てからは、自分自身について深く考える機会が増えました。アメリカは自由な国として知られていますが、実際には文化や価値観、人間性などが多様で、それらの違いが自分を見つめ直すきっかけを多く与えてくれました。アメリカに来なければ出会えなかった友人たちとの交流や、雄大な自然の中でのアクティビティ、そして日本人であることに対する誇りを再確認することができ、留学を選択して本当によかったと感じています。
最後に、奨学金を支援してくださりありがとうございました。持田奨学金では経済的に支援してくださるだけでなく、興味のある分野のアメリカで現役で働いている方との話をする機会を設けて頂けたり、電話で進路や勉強方法などのアドバイスをいただく機会も提供していただきました。将来の視野が大きく広がり、本当に感謝しています。留学に興味のある方は、ぜひ一歩踏み出してみて下さい。


外村咲和さん / 広島叡智学園 / 2023年
今回私は、奨学金をいただいて、モンゴルでの医療体験ボランティアに参加しました。現地では、病院見学、基礎的な医療知識のワークショップ、ホームレスの方々への健康チェックなどを行いました。さらに、現地の文化体験ということで民族衣装を着て写真撮影を行ったり、現地の観光地を訪れたり、伝統的な楽器の演奏とダンスを鑑賞したりしました。
私は渡航前から医師になりたいという目標が明確にあり、医療に関する体験をしてみたいという思いがありました。しかし、日本国内では1日のみの医療体験セミナー程度しかなく、国境なき医師団など海外での医療活動に興味があったことから、海外での医療体験プログラムに参加したいと思うようになり、参加を決めました。
実際に渡航して活動してみると、私たち参加者が実際に健康チェックを行ったり、手術を目の前で見学させてもらったりと、日本では絶対にできない経験をすることができました。また、言語の通じない場所で活動することで、日本の医療における課題も見えたような気がしています。活動を通して、医師になりたいという思いが一層強くなり、目指したい医師としての姿も描くことができました。
奨学金をいただけるというのも私の背中を押す要素の一つとなり、あまり海外経験のない私でも勇気を出して渡航に踏み切り、かけがえのない貴重な経験をすることができました。今回の留学をご支援いただいた持田さん、本当にありがとうございました。
李雅真さん / 広島叡智学園 / 2023年
私はこの持田奨学金を使ったシドニー留学に行ったことで自分の世界が大きく広がりました。今回シドニーに行ったのはオーストラリアの海洋環境を自分で探求したいと思ったからです。私は、海洋環境汚染に興味があり、日本よりも海洋保護活動に力を入れているオーストラリアのシドニーに行き、どのような活動をしているのか実際にこの目でみたいと思い留学を決めました。自分で探求したいことを最大限行う事ができ、新たな事実の発見や、今までなかった疑問が生まれるなど留学に行かないと経験出来なかったことを沢山吸収する事が出来ました。
また、自分の想像の範疇を超えた世界がシドニーにはあり、それを目の当たりにし、やはり日本にとどまっていると知ることのできないことはまだまだ沢山あるのだなと感じました。このように、シドニー留学に行ったことで自分の探求したいことをとことん突き詰め、また、それによって新たな発見を吸収し自分の世界の拡大に繋がりました。この留学で学んだことを今後社会に還元していきたいです。
